楽しい針仕事


ほんの小さな子供の頃に、
母に「アップリケ」を教えてもらいました。

リンゴやウサギの形に切ったフェルトの周囲を
刺繍糸で縫い付けるという単純な針仕事です。

慣れない手で悪戦苦闘しながらで、
決して繊細とは言い難い出来栄えで完成しました。

自分で仕上げた誇らしさがあり、
長い間大事にしていた記憶があります。

もう少し成長して、中学生の授業では
「クロスステッチ」を習いました。

布に刺繍糸をクロスして刺していき
図案を完成させていく刺繍です。

授業で使用した作成キットは小さめのクッションカバーでしたが、
残念ながら我が家にはクッションがなかったため、
袋状に縫って片側に紐を通し、巾着袋になりました。

この巾着袋もお弁当袋として卒業するまで使用していたので、
思い入れのあるものだったと思います。

刺繍の繊細な美しさに魅せられて、
その後も様々な刺繍の技法を楽しみました。

どのような種類の刺繍もそれぞれ美しいと思ってますが、
ここ10年ほどは「ブラックワーク」という刺繍に凝っています。

「ブラックワーク」とはイギリスの伝統刺繍で、
布目をカウントしながら単純なステッチを繰り返して模様を描く技法です。
1色の糸の太さで濃淡や立体感を表現するところに美しさがあります。

また、刺繍の楽しみは
作業中に人との会話を楽しむことができるところです。

ラジオの音楽に耳を傾けながら、
または家族と会話を楽しみながらの刺繍の時間は
日々の癒しの時間となっています。





Copyright © 徒然日記 All Rights Reserved.